面接で受かり、入社した企業がブラック企業だと気付いたときは、とても辛いです。
企業について調べ、書類選考と面接に受かり、内定をもらえたときの喜びは何よりも嬉しいものですが、働いているうちに自分の働いている企業がブラック企業だと気付いた時、どうすることが正解なのか考えます。
転職活動も回数を重ねるごとに不利になるというクチコミも多数見かけます。
また、苦労してきたであろう転職活動を再開すると思うと心が折れます。
ブラック企業で働き続けるか、転職するか悩んだときの参考にしてください。
参考チェックリスト
ブラック企業を辞めるかどうかの参考になるようにチェックリストを作成しました。
ブラック企業を辞めるか、辞めないか（チェックリスト）
※当てはまる項目が多いほど、辞めるべきであると筆者は考えます。
□ 極端に労働時間が長い（過労死ラインは月に80時間以上の残業です）
□ 極端にノルマの設定が高い（根拠無しの目標設定）
□ 残業代を申請し難い、認めてもらえない、払ってもらえない
□ パワハラ、モラハラ、人間の尊厳を傷つける人間がいること
□ 働き手に対して厳しい選別を行う
□ 基本給を低く抑え、手当で調整されているが、それでも通常の生活が回らない
□ 有給への理解が乏しい上司、同僚が多数いる
□ 病欠に対して上司、同僚に理解してもらえない
□ 慶弔休暇が取れない
□ 信頼できる人に社内環境を相談してみて、辞めたほうが良いと回答がある
ブラック企業の特徴（簡素版）
□ 社員を大切にしない
□ 福利厚生が整っていない
□ 労働時間が長い（残業代が払われない、申請し難い）
□ 同業界のほかの企業と比較して年収が低い
□ 同業界のほかの企業と比較して離職率が高い
□ 女性への待遇が薄い
チェックリストをやったのが私の場合
私は、ブラック企業で勤めていた過去があります。
上記のチェック項目のほぼ全てが当てはまりました。
残業時間も多く、体と心が悲鳴を上げていることに気付かないまま働き続け、休日は寝たり、体力を回復したりすることに使い続け、家族と過ごす時間をないがしろにしてきました。
働くことは、我慢することだと思っていました。
しかし、それは間違いでした。
ブラック企業から転職したことで、人生は良い方向に向かっていると言えます。
働くことにストレスを感じることは、ほとんど無くなりました。
朝、会社に行くときに憂鬱な気分であった自分は、今はいません。
逆に通勤時間が長く感じるので、会社の隣に住んでも良いと思えるくらいの気持ちになっています。
ブラック企業でも働き続けている人
チェックリストに当てはまっても、ブラック企業だとしても働き続けている方々もいます。
それは、悪いことではありません。
その方々にとっては、働きやすい職場なのかもしれませんし、「逃げてはいけない」と思って働き続けているのかもしれません。
慣れ親しんだ職場から離れること、新しい環境に身を投じることは誰であっても勇気が必要なことです。疲労も溜まるでしょう。
ですが、大事なことは「あなたとって働きやすいかどうか」です。
転職をすることであなたを責める人がいるかも知れませんが、長い人生を歩いていくのはあなた自身であり、決断するのもあなたです。
ブラック企業からは転職する
転職を勧める理由は、心と体を壊して再起不能になると、復帰するのが困難になるからです。
あなたの明るい未来のために、その身を犠牲にして働き続けなくて良いのです。
ブラック企業から脱出してホワイト企業や優良企業へ進みましょう！
また、今まで経験していない業界に目を向けてみることも大切です。
業界的に給料が安いと言われている業界であっても、働いているブラック企業と比較してみると意外と同じくらいの給料であったということもあります。
一度きりの人生ですから、迷ったときは危険な方に賭けて命を燃やしましょう！
