仕事を辞める前に考えておいた方が良いことはたくさんありますよね。
今回は「仕事を辞める前に在籍中の会社について考えよう」がテーマです。
在籍中の会社が、例えば世の中から見て良い待遇、環境であっても、在籍中はその待遇と環境に慣れてしまっていて、良さを見失っている可能性があります。
私自身がそうでした。
辞めたいという思いが大きすぎて、他のことに気が回らず、在籍している会社の良いところが分からない。という時期がありました。
客観的に見て良い仕事に就いているのに、今の仕事を辞めようと思っている人には、後悔してほしくないので今回の記事を書きました。
退職前に在職中の会社について見つめ直すことが社会人の基本!
転職・退職を考えると在職中の会社の悪いところばかりが目に入ってしまって、辞めたい気持ちに拍車がかかると思います。
しかし、退職に向けての具体的な行動をする前に、再度、「辞める理由と目的」を見つめ直してみてください。
在職中の会社を退職しないと、解決できない問題なのでしょうか。
会社に対する何らかの不満である場合、人事異動などの方法で円満に退職を回避出来ないでしょうか。
退職に向かって行動する時は、感情的になり、冷静さを失ってしまっていることもあります。
仕事を辞めた後、安定収入がない状態での転職活動は精神的に負担がかかるものです。
焦って転職先を決めたとしても、また不満を抱いて転職を繰り返してしまうケースはよくありますので、落ち着いて判断していきましょう。
在職中の会社について、同業他社と比較して給料が良いかもしれません。
同業他社のクチコミと比較して、または同期や同僚から情報を得て、もしくは同世代の友人、同級生と比較して高い給料を貰っているという状況ではありませんか?
はじめは高い給料に満足していても、いつの間にか高い給料に見合った生活をしていて、高い給料のありがたみが薄くなっていませんか?
もしくは、高い給料が当たり前だという感覚になっていませんか?
在職中の会社を辞めてしまうとそのメリットが失われてしまいます。
現時点で自分がどのような生活水準で過ごしているか、仕事を辞めたあとも現在の生活水準が維持できるのか、最低限の生活水準はどのレベルかといったことを考えておくことをオススメします。
仕事環境が良いということを忘れてしまっていませんか
在宅勤務可能、駅から近い、徒歩圏内、綺麗でおしゃれな内装、空調環境が良い、コーヒーが美味い、ドリンク飲み放題、フリーアクセスフロア、ジムが無料で利用できる…挙げだすとキリがありませんが、在職中の会社の仕事環境は他社と比較して良いのではありませんか?
毎日仕事をしていると慣れてしまい、良い環境であっても当たり前だという感覚になってしまいます。
仕事を辞める前に再度、仕事の環境を見直してみましょう。
良い環境で仕事をしているか、それとも集中のできない環境で仕事をしているか。
自身の仕事環境を把握しておくと、転職の面接の際などに優劣を比較することもできますよ。
人間関係の環境はどうか
上記では仕事をする上で、外観から見て分かる環境について触れました。
仕事の環境下では人間関係も、仕事をする上での大切な環境の要素です。
転職の面接の際などに人間関係を確認することは難しいですが、現時点の環境は自分にとって心地良いのかどうかを記録しておきましょう。
また、面接の際や先輩社員のなかで特に惹かれた人物は居ませんでしたか。
一緒に仕事がしたいと思って入社を決めてませんか。
実際に仕事をするなかで同じ目的を達成することが出来たでしょうか。
共同で作業することが出来たでしょうか。
一緒に仕事がしたいと思える上司や同僚というのは、なかなか現れるものではありません。
ライン交換をしたり、ゲームでフレンドになってみたり、出張の際にお酒を飲みに行ったりと気軽にできる同じ職場の仲間と、仕事をやめて離れてしまっても問題ありませんか。
愚痴を吐き、共に成長できる人が居るのと居ないのとでは、雲泥の差です。
失って初めて、その良さに気付くこともあります。
失う前に気付いて欲しいと思います。
在職中の会社の仕事内容が良い(自分に合っている)
やりたい仕事が出来ていますか?
希望は叶っていますか?
はじめから、やりたい仕事ができている人は恵まれています。
今の仕事内容に満足しているなら、あなたの悩みは仕事以外にあるのではないですか?
仕事内容は良いが人間関係が最悪だということですと、特に悩むと思います。
今の仕事内容は他社では実現が難しそうなことでしょうか。
在籍中の会社の商品やサービスが独自性のあるものであったり、自分が会社の商品やサービスが好きで入社したりしていると、他社では満足ができない可能性があります。
入社前には分からなかった商品やサービスの奥深さを知ることで、一層愛着が湧くこともあります。
おわりに
仕事を辞めるのか、辞めないのか。
人によって仕事に求めるものは違います。
やりがい、給料、時間…
人生にとって仕事は大切な要素の一つですが、全てではありません。
私の思う正解は、自分にとって何が大切かを見極めるということです。
大切なものを大切にできるということが、かけがえのないことだと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。